Regulation

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●車輌規定

1. シャーシ

  • 1/10スケールツーリングカー、またはドリフトカー。
  • オプションパーツの組込みは自由。
  • シャーシおよびオプションパーツは、国内メーカーが販売している商品であること。海外メーカー製でも、日本法人があり国内で販売している商品またはスポンサーの商品は使用可能。また、ショップオリジナルパーツは国内で販売しているものであれば使用可能。販売前の試作品は使用不可。自作パーツは使用不可。
  • 使用可能なシャーシに穴あけや削り加工は可。
  • 駆動輪は独立したサスペンションを装着しなければならない。ホイール駆動軸は、ジョイント類で分類されていること。
  • 1台のシャーシを2名で使用する事は出来ない。
  • バッテリーはフロント アクスル軸とリア アクスル軸の間に搭載されていること。
  • ハードアンテナ(カーボン、グラスロッド、スチールなど)を禁止する。
  • バッテリーやモーター、アンプの配線が、カーボンパーツ、アルミパーツなどの角にあたるもしくは、こすれるような各配線部分には必ず絶縁すること。
  • バンパーの装着の義務は無いが、装着する場合は危険性を伴わない形状および材質としなければならない。
  • 駆動システム:リア駆動の2WD
    ジャイロ:使用を認める。
    全長(ボディを含む):490mm以内
    ホイールベース: 238mm以上280mm以下
    全幅(ボディを含む):230mm以内 ボディまたはシャーシのどの部分でも車検用検査器具をクリヤーしなければならない。
  • 車輌総重量(ボディを含む):1430g以上2000g以下
  • ピニオンギアへのロングヘッドスクリューの取り付けや、スパーギヤ周りの加工またはセンターシャフトを曲げるなどの加工、インシュロック(結束バンド)や共鳴装置を使うなどによっての過度な高音を発する改造は禁止。
  • 煙または音を発する外付けの装置の搭載は出来ない。
  • ジャイロ、サーボ、受信機は国内メーカーが販売している商品であること。海外メーカー製でも、日本法人があり国内で販売している商品またはスポンサーの商品は使用可能。また、ショップオリジナルパーツは国内で販売しているものであれば使用可能。販売前の試作品は使用不可。自作パーツは使用不可。

2. ボディ

  • 1/10サイズの実車を元に作られて販売されているR.C.D.C.公認ボディリストに掲載されているものに限る。
  • R.C.D.C.では、実車メーカーよりライセンス許諾を受けているボディに限り、スポンサーからの申請により公認ボディとして認定します。
  • ボディは塗装されていること。
  • フロント、サイド(前側)ウインドウは透明であること、かつオフィシャル以外のステッカーを貼り付けることは不可。窓枠の塗装は認める。
  • フロントウインドウを除きウインドウの切り抜きを認める(フロントウインドウは装備すること)。
  • 電装関係の装着は認める。内装パーツ、ロールバーの装着も認める。
  • ハイブリッド(2つのボディの合体)を認める。但しR.C.D.C.公認ボディリストに掲載されているものに限る。尚、エントリーの際には、例として、前側:〇〇(メーカー製)の〇〇(車種)、後側:〇〇(メーカー製)の〇〇(車種)等を明記する事。エアロパーツを使用する場合には、全長と全幅が規定内に納まっている事。
  • 競技会期間中のボディ変更は不可。ただし、明らかな損傷がある場合は除きます。損傷の判断は車検員が行う。初回車検時に、車検済証シールをボディにはります。
  • ウイング、スポイラー及び翼端板は地上からの高さを150mm以下、ウイングはボディ最後部から25mm以内(車輌は全備静止状態で測定)に収めること。翼端板を使用する場合は、最大40mm以内(縦)×40mm以内(横)で1対のみとする。
  • バナーは窓枠に合わせてカットして貼り付けること。バナーまたはゼッケンが隠れるようなパーツを取り付けることはできません。
  • ヘッドライトとテールランプは認める。ただし、ヘッドライトのストロボタイプは禁止とする。その他の電飾は禁止とする。

R.C.D.C. 公認ドリフト ボディリスト


3. タイヤ

  • ドリフトタイヤのコントロール制(ワンメイク)とする。
  • タイヤの種類については基本的には開催サーキットのルールに準じたものをコントロールタイヤとし、サーキット側と主催者側で決定する。特設サーキットで開催する場合は、その都度主催者が決定する。
  • 本戦では1台分(フロント2本、リヤ2本)のマーキングされたタイヤが支給される。タイヤの料金はエントリー代に含まれる。支給タイヤ以外に、1台分(フロント2本、リヤ2本)の別途購入が可能。他の選手とのタイヤの交換は可能。但しマーキングされたものに限る。
  • ホイールへの接着等の失敗によりタイヤを交換したい場合に限り交換は可能(但し有料となる)。グリップ力やタイヤ径を変える為の加工や処理は、自然摩耗を除き一切出来ない。正規の向きで組み込むこと(逆組みは禁止)。
  • 過度な高回転でタイヤを削る、温めるなどの行為は禁止。
All Japan E-Drift Championship 2024 コントロールタイヤ
Buzz Break社
TOYO PROXES R888R Drift 26mm

4. ホイール

  • 国内メーカーが販売している1/10サイズ、オンロードまたはドリフト用スケール ホイール各種であること。海外メーカー製でも、日本法人があり国内で販売している商品またはスポンサーの商品は使用可能。また、ショップオリジナル商品は国内で販売しているものであれば使用可能。販売前の試作品は使用不可。自作不可。
  • ツーリングレース用のディッシュ型ホイールの使用は出来ない。
  • ホイールに追加装着するようなパーツは認めない。

5. バッテリー

  • 国内メーカーが販売しているバッテリーであること。海外メーカー製でも、日本法人があり国内で販売している商品またはスポンサーの商品は使用可能。また、ショップオリジナル商品は国内で販売しているものであれば使用可能。販売前の試作品は使用不可。自作不可。
  • リフェは2セル(6.6V)、リポは2セル(7.4Vまたは7.6V)、長さ139mmx幅47mmx高さ25.1mm寸法内であれば振り分け型も認められる(ハードケース仕様である事)。販売時の電圧表示が7.6V以下の物のみ使用する事が出来る。
  • リア アクスル軸から後方へのバッテリーの搭載は出来ない。
  • 競技会期間中、充放電の際には必ずリポバッグを使用すること。バッグ内で充電されていないことがオフィシャルスタッフにより目視確認された場合は出場停止処分とする。
  • 競技会期間中、会場が閉まった後にピットにバッテリーを置いたままにした場合は、発覚次第、即刻競技会への出場停止処分とする。加えて、会場に氏名および放置内容を貼り出す。
  • 競技会期間中に発火した場合は、持ち主が損害額を全額負担するものとする。
  • 著しく膨張している物は使用出来ない。安全の為、リポバッテリーの充電終了時の電圧は、7.4V仕様の場合は8.40V以下、7.6V仕様の場合は8.70V以下であること。

6. モーター


7. ESC(スピードコントローラー)


8. プロポ・送信機周波数


9. 安全性

  • 全ての車輌は、他の競技者の車輌または車検員、副審、観客、他の競技者に対して危険な物であってはならない。損傷を与えない様に組み立てなければならない。
  • 危険とみなされた場合は走行までに改善しなければならない。改善できない場合は走行不可能となり失格となる。


●競技方式

10. 単走予選

  • 単走3本を行い、上位32名が追走ファイナル32へ進出。
  • 審査員3名、副審査員1名以上で審査を行う。
  • Line、Angle、Techniqueの項目毎に1名の審査員が採点する。
  • Line審査員およびAngle審査員はZone内を審査する。Technique審査員は審査区間全体のライン実現度、審査区間全体のアングル、ドリフトテクニックを審査する。
  • 各項目の配点はLine30点、Angle30点、Technique40点とし、最高得点は100点となる。
  • ランキングは、各選手の単走3本のうちファーストベストを比較して決める。同点の場合はセカンドベスト、サードベストの順に比較する。
    3本すべて同点の選手が複数いる場合は、ファーストベストの内訳の得点を、Technique、Line、Angleの順に比較する。これでも同点の場合は、セカンドベストの内訳、サードベストの内訳を比較する。
    3本の得点および内訳が完全一致した場合は、同点の選手のみで再予選を実施する。
  • スピン、クラッシュ、審査員がドリフトが完全に戻ったとみなした場合は0点とする。
  • タイヤの脱落やトラブルで走行不可能になった場合、走行中にボディが外れた場合0点となる。
  • 審査のポイントは競技会当日のドライバーズミーティングにて説明する。
  • 選手が予選走行に間に合わなかった場合はリタイア扱いとする。
  • 操縦台に上がった時点でピットには戻れないものとする。但し、調整をする工具・部品などを持参し、待機エリアでの簡単な調整は可能とする。尚、車検通過後にピットにマシンを持ち帰った場合には再度車検を受けてから出走すること。
  • 審査中は他車の走行の妨げになる様な一切の行為は禁止。車輌をむやみに動かさず静かに待機すること。
  • 審査中、審査員に声をかけるなどの行為は禁止。但しトラブル等運営上の問題の場合を除く。

11. 追走ファイナル32

  • 追走競技は1対1で競う方式で、勝ち抜きのトーナメント戦で行う。
  • 審査員3名、副審査員1名以上で審査を行い、審査員の3名が勝ち負けまたはワンモアタイムを明確に提示する。
  • 1組の対戦において、選手は「リーダー(前走車)」および「チェイサー(後続車)」の2走行を行う。その組の勝敗が決まるまで連続して走行させる。
  • リーダーはシグナルのグリーンライトが点灯したらスタートし、単走予選と同様の基準で走行すること。フライングは1回目、2回目はリスタート、3回目は失格となる。
  • チェイサーは、リーダーのラインおよびアングルに合わせて走行すること。原則オーバーテイク(追い越し)は 禁止。ただし、リーダーが停まった時やクラッシュ、スピンした時はオーバーテイクを認める。チェイサーはシグナルのレッドライトが点灯した時点でいつでもスタートしてよい。 ただし、リーダーの走行ラインを妨げないこと。
  • タイヤの脱落やトラブルで走行不可能になった場合は失格となる。
  • 走行中にボディが外れたら失格となる。ただし、チェイサーによる追突など不可抗力があった場合のボディのずれは審査員の判断となる。
  • スタート地点のパイロンタッチは1回目、2回目はリスタート、3回目は失格となる。
  • マシントラブルによりスタートラインにつけない場合、追走ファイナル32の中で1回のみ5分間ルール(※1)を使用することができる。

12. グランドファイナル4

  • 追走ファイナル32で勝ち上がった4名での追走競技の総当たり戦でチャンピオンを決定する。
  • マシントラブルによりスタートラインにつけない場合、グランドファイナル4の中で1回のみ5分間ルール(※1)を使用することができる。
  • バッテリーは1回まで交換可能とし、車検員が見ている前で行うものとする。

(※1) 5分間ルールとは、マシントラブルがあった際に車検員に申告し、許可が出た場合ピットに戻りマシンを修理する事ができるルールです。 コースを離れる時からコースに戻るまで車検員が付き添い、タイムカウントはピットテーブルに戻って作業を開始する時からピットテーブルで修理を終えるまでの時間を計測する。5分以内に修理が終わらなかった場合、その対戦は負けとなる。 なお、5分の計測は1回のみであり、2回目以降のマシントラブルにより走行できない場合は、その時点でその対戦は負けとなる。

追走勝者の称号:「All Japan E-Drift Championship 2024 Champion」、単走チャンピオンは「All Japan E-Drift Championship 2024 Single Run Champion」となる。
なお、最終順位は以下の基準で決定する。
1〜4位 :グランドファイナル4にて確定
5〜8位 :追走ファイナル32の予選順位が高い方が上位
9〜16位 :追走ファイナル32で予選順位が高い方が上位
17〜32位:追走ファイナル32で予選順位が高い方が上位
33〜 :単走予選3本の比較によりランキング

13. 禁止事項

他の選手への暴言及び走行を妨げる一切の行為。審査員への暴言。競技の進行を妨げる行為。競技中においては会場内での飲酒は一切禁止。また、喫煙する場合、喫煙場所が設置されている施設においては、喫煙場所でのみ可能。規則に反した参加選手は(エントラント含む)、場合によりペナルティとして、記録の末梢、出場停止等の処置が与えられる。

14. 車検

1日目の単走予選1から、出走前に必ず車検を受ける事。車検員が認めた車輌のみサーキットで走行する事が出来る。
車検は基本的には走行前に行うが、車検員は競技開催中においては如何なる場合、場所においても車検を行う事が出来る。
競技中の如何なるタイミングであっても、ルールに反した車輌があった場合には、それまでの記録は全て抹消となる。

15. プロテスト

参加選手は追走審査においてミスジャッジがあったと思われた場合のみ、次の方法によってプロテストを申請することが出来る。
対象事象発生から次のトーナメント開始(ベスト32の場合であればベスト16)までに、本部にある申請用紙にミスジャッジと思われる内容を記載し本部に申請。受理された場合、申請料(\5,000)を提出し、再審が行われる。申請内容が認められた場合のみ申請料は返金される。申請内容が認められなかった場合、申請料は返金されない。なお、ワンモアタイムに対するプロテストの申請は認めない。

以  上



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